新しいAdobeのアプリが登場!?
Adobe Frescoって何ですか?

目次
- 1.Adobeが作った新しいアプリって?
- 1-1.Adobe Frescoって何?
- 1-2.利用できるのはどんな人?
- 1-3.有償版と無償版の違いは?
- 2.Adobe Frescoでできること
- 2-1.油彩ブラシ
- 2-2.水彩ブラシ
- 2-3.Photoshopブラシ(ピクセルブラシ)
- 2-4.Illustratorブラシ(ベクターブラシ)
- 3.まとめ
-
- iPad Pro (すべてのモデル)
- iPad Air (第 3 世代)
- iPad (第 5 および第 6 世代)
- iPad mini (第 5 世代)
1. Adobeが作った新しいアプリって?
どんなアプリかというと、“あらゆる描画表現を実現するスケッチ・ペイントアプリ”、その名もAdobe Frescoです。
簡単に言うと、デジタルなのに手書きのような重ね塗りやにじみなんかが表現できるお絵かきアプリです。
1-1. Adobe Frescoって何?
新しいAdobeのアプリ、Adobe Frescoが2019年9月24日にiPad向けアプリとして提供が開始されました。
iPad向けというだけあって、2019年10日1日現在、Google Playでの提供はされていません。
残念ながら、私含め私の周りにはAppleユーザーがいないので、内容や使い心地をお伝えすることはできませんが、どんなことができるのかを調べてみることにしました。
1-2.利用できるのはどんな人?
①まず、現時点の必須条件としてiPadユーザーであること!
詳しく言うと下記のiPadに対応しています。
※ iOS バージョンは 12.4 以上である必要があります。
②その中で
・Creative Cloudのサブスクリプションを利用している方は無料
・Creative Cloudメンバーではない方は下記の方法で利用が可能
A. 一部機能が制限された無料バージョンを利用
B. Adobe Fresco 単体プラン(アプリ内課金月額1,080円。最初の6ヶ月間は無料)を購入
C. Adobe Photoshop 単体プラン(月額税別980円)を購入
D. Adobe Creative Cloud コンプリートプラン(月額税別5,680円)を購入
1-3.有償版と無償版の違いは?
前述A.の無料バージョンも、「Photoshopなどで作ったオリジナルブラシの読み込み」「一部のブラシ」「100GBのクラウドストレージ」「高解像度画像の書き出し」など、一部のプロ向け機能が使えないだけで、一般の人が必要と感じるシーンは少なそうです。
無償版での制限はあまりなくほとんどの機能を使えそうですが、有償版を試したくなっても十分な無料期間が設けられているので、気軽に試してみられますね。
また、Creative Cloudを利用している人は追加料金なしですべての機能が使えるのですが、Photoshop単体プランの方もその対象という点が、とても良心的に感じます。
2. Adobe Frescoでできること
Adobe Frescoの最大の特徴は豊富なブラシで様々な表現が可能なことです。
もともとAdobeの描画アプリには「Adobe Photoshop Sketch」と「Adobe Illustrator Draw」があり、それぞれのデータ形式や使えるブラシが異なっていました。
その両方のブラシが使えて、直感的な描写もできる良いとこ取りなアプリと評判なのが今回新しくできたAdobe Frescoなのです。
さらに、PNG、JPG、PSD、PDF形式での出力にも対応しており、柔軟性もばっちりですね。
さて、4つあるブラシの特徴をかいつまんで説明していきます。
2-1. 油彩ブラシ
油絵の具を塗り重ねた時の乾燥具合や混色を表現できるブラシです。
もちろん絵の具の乾燥時間を待つ必要はなく、色を混ぜたい時も乾いてから色を重ねたい時も、レイヤーの操作で簡単に選べますし、後から変えることも容易です。
油絵の特徴である立体的な表現も可能なので、もうデジタル描画の域を超えていますね。
2-2. 水彩ブラシ
水彩画特有のにじみや透明感が表現できるブラシです。
水彩絵の具は水分の調整が難しく、思い通りの表現ができないことも多いと思います。
ですがAdobe Frescoを使えばはみ出したくないところははみ出さず、にじませたいところだけをにじませることが可能です。
2-3. Photoshopブラシ(ピクセルブラシ)
クレヨンやペンなどのツールの表現を再現するブラシです。
このブラシでは実際の絵では混ざり合わすのが困難な画材同士でも自由に使うことができます。
レイヤーを重ねることで微妙な効果を確認しながら試すことができます。
2-4. Illustratorブラシ(ベクターブラシ)
無限に拡大が可能で、くっきりと混ざり合わないブラシです。
どんなに拡大しても、境界線がギザギザにならず滑らかに表現できます。
また、線を描いて中をバケツツールで塗りつぶすので、色がはみ出ることはありません。
Adobe Frescoで作成した作品をIllustratorで続けて作業することも可能です。
これらすべてがボタンひとつで簡単にやり直しがきくっていうのが本当に便利ですよね!
Windowsユーザーでも使える日が早く訪れますように♪
今からとっても楽しみです!!!
3. まとめ
〇Adobe FrescoはAdobeが開発した新しい描画アプリ(無料でも使える)
〇2019年10月時点ではiPadでしか利用できない
2019年11月にWindows版が新登場!(Surface等一部機種に限る)
⇒ Adobe FrescoにWindows版が新登場!他のPCへの対応が待ち遠しい!
〇様々なブラシがあり、その表現は無限大!


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